湖南右道井邑農楽ワークショップ備考

hansori

2016年も早いもので1月を過ぎ2月に入りました。来週2/8(月)はソルラル(旧正月)ですね。

2015年11月28・29日、福岡市内にてNPO法人韓ソリ主催による「湖南右道井邑(ホナムウドジョンウプ)農楽ワークショップ」を開催しました。講師は前日に韓ソリ講演セミナー「風物(プンムル)から見た韓国」で講演も行って頂いたキム・ソラ(金素羅)さん、ヒョン・スンフン(玄承勲)さんのお二人です。

サムルノリや農楽はワールド・ミュージックというか、アジアの民族音楽なので日本ではかなり特殊な分野であり、また演奏者もそう多くなく地方においては尚更なので、まずはメンバーを少しずつ増やしながら基礎をしっかりと学び育て、それからやっと演戯に繋がっていきます。スリーコード一発でガーン!ではありませんのでメンバー募集かけて新しくパート加入や全パート募集という訳にはいきません。それはそれは大変なのです。

2010年に韓国で「湖南右道井邑農楽ワークショップ」を受けて5年を経て、ようやく福岡で井邑農楽のワークショップを開催する約束を果たすことが出来ました。

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右道農楽の源流である井邑農楽はその多彩なリズムが特徴であり、まずはカラクや基礎動作の確認。

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韓ソリのチャンゴ教室メンバーはオチェジルグ、オバンジングッの意味や基本カラク、歩法などを1年かけて予習をしていました。それでもまだ改善点が多かったのですが、直接のワークショップだからこそ得られる大切なものがたくさんありました。

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チャンゴの動作や音、ニュアンスなどもパワフルにしかし丁寧に。やはりここでも基本が大切。

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パンクッの意義、意味、演戯における注意点、心構えなどなども。

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演行空間での陣の性質や構成歩法などなど。

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歩法や動き、重心や視点なども確認しながら。

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休憩中も講師陣は積極的に演奏の疑問などに応えてくれます。

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初日のWS終了後の一枚。皆さんお疲れ様でしたが明日もあります。
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ということで、昨日の疲れや筋肉痛もある中ですが2日目も朝からガシガシ打ちます。

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準備運動、ストレッチで体を温め慣らし、怪我なく演戯できるように。

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短期記憶をいかに長期記憶にシフトさせるかはこうした反復作業が必要です。
陣方を整え、戦時における役割の名残や確認などもしっかり理解しながら。

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休憩中にチャバンティジップキなどとにかくアクティブに動きます。

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昼食と休憩をとりながらミーティング。

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違和感がある場合は決して無理せず痛めないように。

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基準を刻みこむためにユ・ジファ先生の記念公演のパンクッ映像を見ながら動作確認。

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今回のWS内容を最初のマダンからからホホグッまで通しで確認。

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それぞれが気運を持って良いノリが積上げられていました。

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個人ノリのプクチュムは力強い慶尚道スタイルで。

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良い具合で強力なパンチのプクソリから巻いた呼吸に変換。

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やはり右道農楽の花形は個人ノリのソンバンソルチャンゴ。

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丸々2日間朝から晩まで長いようで短い時間でしたが相当に中身の濃い風物湖南右道井邑農楽のWSだったと思います。農楽・風物(プンムル)がどういうものなのか理解を深め、その民族性や芸術の持つ重みや味を強く感じ演奏技術もそうですが精神性や現在に繋がる譜系の貴重さまでも体感出来た素晴らしい機会となったはずです。

以前にも述べたことですが、基本や基礎の見えない練習や演奏を続けると勝手気ままな創作に繋がり進歩、成長を阻害する要因になるのでこれは本当に注意しないといけません。良師3年、きちんと「伝える」「教わる」作業を今後も大切にしていかねばなりません。素晴らしいノリ・シンミョン(神明)はそうした基本作業の積上げがあってこそ生まれてくるものですから。

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お疲れ様でした!!

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打上はゆったり長時間、かなりたくさん食べて飲んで色々とみんなの個性の強いお話?がたくさん聞けた至福の時間でした。
ヒョン・スンフン(玄承勲)先生、キム・ソラ(金素羅)先生 대단히 감사합니다!!


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